ため池水供給：大阪の会社書類送検へ 三重県警、来週にも - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

三重県伊賀市のきじが台地区で１月、ため池の水が水道水として供給された問題で、県警生活環境課と伊賀署は来週にも▽水道を管理していた不動産管理会社（大阪市淀川区）▽同社の委託を受けていた伊賀市の自営業男性（５９）－－を水道法違反容疑で津地検へ書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、不動産管理会社と男性は１月中旬、県に届け出ずにため池の水をくみ上げ、十分な検査をせずにきじが台地区の全世帯（約３１０世帯）に供給した疑いが持たれている。 同社などによると、きじが台地区の住民は井戸水を利用していたが、昨年末ごろからくみ上げ用のポンプが不調で、給水量が減っていた。男性は今年１月１１日から池の水をくみ上げ、井戸水の滅菌・ろ過に使うタンクを通して給水。捜査関係者によると、水道法が給水元変更の際に義務付けている県への届け出がなされず、水質検査も一部しか実施されていなかった