私のスタイル：内閣府参事官（海外担当）・林伴子さん - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

◇世界巡り情報収集・分析 「これは大変なことになる」と直感した。米国の名門証券リーマン・ブラザーズが破綻（はたん）する直前、米金融情勢がきな臭さを増していた昨年８月に、海外経済の見通しを分析する部門の参事官に着任してすぐのことだった。慌ただしく向かった米国で政府や市場関係者と情報交換するにつれ、危機感が募った。「深刻な金融危機になる可能性がある」。そう日本へ連絡を入れ、与謝野馨経済財政担当相（当時）にも説明した。 そして９月１５日、リーマン・ショックで世界経済は「１００年に１度」とも言われる未曽有の景気後退に突入した。日本政府が１０月に事業規模２７兆円の経済対策を決定するまで、ワシントン、ニューヨーク、ロンドン、パリなど休む間もなく世界中を飛び回った。「適切な経済対策を打つには、適切な情勢分析が必要。自分の足で出向いて少しでも多くの情報を集めて役に立ちたい」。３カ月のうち半分は海外というハ

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クレジットには撮影者が表示されているのに写真が掲載されていない件。｜（8/3 20:53追記）いま見たら掲載されていた。ちょっと残念な気持ちになった。