元次官宅襲撃：「中退止めていれば」…容疑者の大学恩師 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

元厚生事務次官宅連続襲撃事件で、殺人容疑などで再逮捕された小泉毅容疑者（４６）が８６年２月、佐賀大理工学部を自主的に中退したとき、東京都内のコンピューター会社に就職を紹介した当時の電子工学科教授は「もっと引き留め面倒をみておけば、罪を犯さなかったのではないか」と後悔している。 元教授は「後から苦労するから」と引き留めた。「英文学が卒業するにはいる」と言ったら、「役にたたない。英語は取らない。退学するようにしている」と話し、意思は固かったという。 そのため、コンピューターソフト開発の適性検査を受けさせたところ、学科平均を上回った。「十分やっていける」と都内のコンピューター会社に紹介したが、その後連絡は来なかったという。 元教授によると、小泉容疑者は入学後１年半は大学に来ていた。試験前に同級生と対策を練ったり、テニスをするなど普通の学生だったという。元教授は「思い当たるのは、同じく佐賀大を中退