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発信箱:マジック=磯崎由美(生活報道部) - 毎日jp(毎日新聞)
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発信箱:マジック=磯崎由美(生活報道部) - 毎日jp(毎日新聞)
思春期の子にかかわる福祉職や警察官、職場の人間関係に悩む保育士、高齢者の心が分からない施設職員……... 思春期の子にかかわる福祉職や警察官、職場の人間関係に悩む保育士、高齢者の心が分からない施設職員……。 さまざまな現場から「コミュニケーション術を教えて」と言われている人がいる。高森信子さん。柔和ではつらつとした笑顔を前に、76歳と聞いて驚いた。精神障害者の家族に意思疎通の仕方を伝えるのが本業で、年300回の研修に招かれ全国を飛び回る。話を聞き接し方を変えたら娘の暴力がなくなったという話は数知れず、「高森マジック」と呼ぶ人もいる。 美術を通した子どもの心の教育に携わってきた高森さんは20年ほど前、突発性難聴になった。それを機に、自分と同じように外見上分かりづらい障害のある人々のことを考え「苦しみを訴えられない人の橋渡し役ならできるかも」と、今の活動を始めた。 精神疾患は対人関係のストレスで悪化することが多い。特に親には「私が何とかしなければ」との思いが強い。高森さんが説くのは「相手の現在位置