ひと：谷口ジローさん 仏芸術文化勲章を受章した漫画家 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

「日本人の日常生活、心象風景を、フランス人が受け入れてくれた」。仏政府が芸術文化の創造に貢献した人に贈る勲章「シュバリエ」受章の喜びを、そう語る。 仏読者を想定して描いてきたわけではない。仏国内で高い評価を得た「父の暦」（９４年）「遥（はる）かな町へ」（９８年）は故郷・鳥取県を舞台に、普通の日本家庭の心のすれ違い、絆を描いた。登場人物の抑制の利いた表情も日本的だ。 一方で、筆遣いは「２０代の頃、雑誌で見た仏漫画家メビウスの陰影の付け方、構図取りの影響も受けた」。 ９０年ごろ、雑誌の交流企画などを通じ、仏漫画界で知られるようになった。仏語への翻訳、仏原作者との合作も増えている。「理由は分からないが、国内より欧州での方が評価されている」と照れる。 叙勲式でミッテラン文化・通信相は「和洋折衷的な絵が仏人に親しみやすく、文化の懸け橋になっている」と語り、読者でもある仏人記者らは「異国情緒と独創性、

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アームロックは芸術的作品となった！えっ違うの？