時代の風：「謝辞の言い方」＝東京大教授・坂村健 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

◇「言葉」に命かける米国人 今年も米国アカデミー賞発表の季節になり授賞式が全世界に向け放送された。今回の注目は８部門ノミネートの「ソーシャル・ネットワーク」と１２部門ノミネートの「英国王のスピーチ」。２作品の事実上の一騎打ちとも言われた。しかし、蓋（ふた）を開けてみると作品賞・主演男優賞・監督賞・脚本賞の主要４部門を「英国王のスピーチ」が獲得し圧勝という結果となった。 当然、授賞式で多くの時間を占めるのはノミネートされた作品の紹介。そしてドラムロールがあり大スターによる受賞作品の発表へと進み、観客席の受賞者が立ち上がって舞台に上がり受賞スピーチ。 これが結構長い。イメージとしては作品紹介と同程度の時間を受賞者のスピーチで使っている。しかもスピーチの内容は大体決まっていて、感謝の対象一人一人を実名で紹介するような謝辞が延々と述べられる。謝辞の連続と聞くと退屈しそうに思いがちだが、さすがに皆「

[iww]

「特に米国人は感謝の念を伝えるのが当然だ－－というか強迫観念だ。」

[dowhile]

面白い比較文化エッセイ。最後2行はどうだろうね。

[mbr]

最後の2行以外は同意。会釈で済むところをわざわざHiだのThanksだの口にしないとならないってのは、そういう文化だから仕方ないよなあとしみじみ思う。／後は感謝と謝罪が一体化してるのが日本じゃないかな、とか。

[asukab]

米国は何に関してもverbalな国。The squeaky wheel gets the oil...この感性は肌に合わない。

[tobitaQ]

一瞬、岡村さんの「甚だ簡単ではございますが・・・嬉しい、お言葉とさせていただきます。」をdisるのかと

[PineTree]

時代も変わり、価値観も多様化している日本で、国際化も進むとともに、こうした言葉の力はこれからますます重視されていくだろう。日常的に魅力的な話ができるような訓練が必要だと思う。

[yukkie_strike]

気恥ずかしさってどうしてもあるよね／／／　「どうも」のひとことも、サンキューと同質のコミュニケーションだと思うなぁ。「どうもありがとう」の意味だし。

[asahinoataru]

アメリカと日本の文化の違い。

[Yoshitada]

そういや、坂村先生って、今何をやられてるのだろう？　文筆系の記事はちょくちょく目にするけど……。

[egamiday2009]

「「人間は皆平等」というファンタジーを共有するために、大学教授が掃除人にファーストネームで大げさに感謝する」「それができない人間は失格」「米国で思いを「言葉」にすることには命がかかっている」

[ArtSalt]

http://backupurl.com/qu7w5s

[zu2]

ロジックが通ればいい、という意味の良さはあるよね。 / 日本は、「それはそれ」で力の強い方の意志が空気として通る。