東日本大震災：被災地で蚊が大量発生の恐れ - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

ハエや蚊の研究者グループが東日本大震災の津波被災地を調査したところ、日本各地に生息する「アカイエカ」が近く大量発生の可能性があることが分かった。研究グループでは避難所や仮設住宅の被災者向けに対策を記した国立感染症研究所昆虫医科学部監修のリーフレットをインターネットで掲示するなどして注意を呼び掛けている。 調査したのは、同研究所や北海道大の衛生昆虫学の専門家らでつくる「東日本大震災ハエ駆除・感染症予防防疫啓蒙（けいもう）普及協会」のメンバーら。６月に結成して調査してきた。 同協会によると、７月下旬に訪れた宮城県石巻市や気仙沼市、岩手県陸前高田市、大船渡市で、がれきの間にできた小さな水たまりや空き缶などに蚊の卵や幼虫（ボウフラ）が発生しているのを確認した。８月に入り羽化して成虫になる時期を迎えているという。平田多季同協会理事は「がれき撤去が進んでいない地域で特に大発生の恐れがある」と指摘してい

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「リーフレットでは（１）仮設住宅の玄関扉の内側にメッシュのカーテンを取り付ける（２）部屋の中に蚊帳を設置する（３）空き缶など不要な容器の廃棄や、ボウフラが繁殖しやすい水たまりの薬剤処理－－など」