超左翼おじさんの挑戦: 北朝鮮問題での戦略はあるか

2008年6月15日 北朝鮮問題での戦略はあるか 北朝鮮との関係が動き出すのかどうか、微妙な情勢である。 北朝鮮側の動機は、主に対米関係改善という意欲から出てきていて、日本との関係をどうするかという内発的なものがあまり感じられない。その点では、これまでと同じことの繰り返しになりかねないという懸念は、たしかに存在する。 一方、北朝鮮にとっては対米関係改善こそ至上命題であり、そういう動機に引きずられれば、それなりの成果が生まれそうな予感もある。 問題は、日本側の出方である。生まれつつある変化を確実に成果に結びつけられるのか。そういう意欲と戦略はあるのかである。 ところで、今月号の『世界』は、北朝鮮問題が特集である。「対北朝鮮 いまこそ対話に動くとき」。 特集の全体は、あまり新鮮味がない。「これで事態が動きそうだ」と思わせるような、そんな分析とか、提言があるわけではない。 ただ、蓮池

[maangie]

2008年のエントリ。