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危機の対応と機会の対応 - レジデント初期研修用資料
外乱と遭遇した際の対処には、「危機の対応」と「機会の対応」とがあって、目指すべき目標や、優先すべ... 外乱と遭遇した際の対処には、「危機の対応」と「機会の対応」とがあって、目指すべき目標や、優先すべき物事が異なってくる。 危機管理者がまず行うべき仕事というものは、「それが危機である」と認識することで、危機と機会との区別に失敗すると、あとからどれだけ努力しようと、対応の遅れが取り戻せない。 タマちゃんブームの昔 ずいぶん昔、「タマちゃん」というアザラシが多摩川に出現したとき、PR会社の人は、あれを「危機である」と看破したんだという。 国が管理している河川にかわいらしい生き物が出現して、あれを「広報のいい機会」ととらえてしまうと間違えてしまう。野生動物には不確定要素が多くて、突然死んでしまう可能性が当然のようにある。ブームが盛り上がっていたとして、そのときに河川の管理者である国の責任がどの程度問われることになるのか、それが予測できない。 河川の管理者にとって、「タマちゃんとの対峙」が何をもたら
2011/06/26 リンク