asahi.com:Ｊの風 「楽しく頑張る」控えの星-マイタウン千葉

Ｊリーグもいよいよ残すところ６試合となった。柏レイソルは第２８節を終了して、勝ち点で首位に１差の２位。優勝争いを演じるこの活躍を「控え選手たちの活躍があったからこそだ」と言い切るメディアが少なくない。 澤昌克（ＦＷ・２８歳）はその筆頭だろう。今季で４シーズン目。我孫子市の中央学院高を卒業後、単身アルゼンチンに渡り、その後ペルーでプロ選手として１０４試合、２５得点の活躍。２００７年にはペルーリーグの最優秀外国人選手賞を受賞した。まさに裸一貫の挑戦だった。０８年夏、さらなるステップアップのために、母国・日本に帰還。だが、帰国後の彼には試練が待っていた。度重なるひざ、両足首の故障に泣かされ続け、ようやく満足にプレーができたのは０９年も終盤になってのことだった。 「楽しく頑張っていれば、人生はなんとかなる」。苦境に立つ度に、彼から聞かされた。実はアルゼンチンでの留学時代に、首の骨を折る大けがを

[fukumimi2002]

　「良い時もあれば悪いときもある。でも、サッカーをしたくても出来なかった時のことを思えば今は天国ですよ」。澤はそう笑ってまたピッチへと向かっていく。