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九州電力はきょう会見を開き、定期検査中の玄海原子力発電所2号機と3号機について、「発電の再開を延期する」と発表しました。 福島第一原発の事故を受けたもので、再開のめどは立っていません。 玄海原発の2号機と3号機は現在、いずれも定期検査中で、これまで2号機は3月下旬に、3号機は4月上旬に発電を再開する予定でした。 これについて、九州電力の真部利応社長はきょう午後5時から会見し、いずれも再開を延期することを明らかにしました。 理由として、福島第一原発の事故が収束していないこと、国が原発の安全指針の見直しを検討していることなどを挙げました。 運転再開のめどは立っていません。 2号機と3号機の運転停止中は石油火力などで対応しますが、長期化した場合、夏場に電力不足に陥ることも予想されます。 九州電力は節電を呼びかけることにしていますが、計画停電の実施について、「可能性を否定できない」と述べています。

[asam]

九州電力玄海原発