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イランに現れたビンラディンの娘
09年11月、イランの首都テヘランにあるサウジアラビア大使館を17歳の少女が訪れた。 彼女の名はイマン・... 09年11月、イランの首都テヘランにあるサウジアラビア大使館を17歳の少女が訪れた。 彼女の名はイマン・ビント・ウサマ・ビンラディン。国際テロ組織アルカイダの創設者ウサマ・ビンラディンの娘だ。イマンは01年にアフガニスタンからイランに逃れて以来、5人の兄弟姉妹と共にイラン国内の施設で軟禁状態に置かれていたと語り、大使館に保護を求めた。 問題の施設はアルカイダの幹部も訪れている。サウジアラビア当局者の一部が、03年に同国の首都リヤドで起こった爆弾テロの首謀者とみている面々だ。 それらの幹部やテロ計画についてイマンが何かを知っているとすれば、テヘランはアメリカのアルカイダ掃討計画の中心地に躍り出ることになる。 この問題は、イラン当局とアルカイダの関係がいかに奥深く、複雑なものかを示唆している。 多くの米政府当局者は、シーア派のイラン政府とスンニ派のアルカイダが敵視し合っていると考えているが、そ