ヨーロッパに忍び寄るネオ排外主義

ヨーロッパに新たな分断が生まれている。かつての鉄のカーテンとは違って、今回の「壁」は異質なものに対する強い拒否反応。西ヨーロッパではイスラム教徒、東ヨーロッパではユダヤ人とロマ人、同性愛者が標的になっている。 オランダでは３月３日の地方選で、イスラム教徒排斥を唱える極右の自由党が主要都市で躍進。続いて４月11日にはハンガリーで国会議員選挙の第１回投票が行われ、「ユダヤ資本」が「世界をむさぼり食おうとしている」と攻撃するフィデス・ハンガリー市民連盟が、過半数の票を獲得した。 フィデスよりもあからさまに反ユダヤ主義を掲げる極右政党ヨッビクも、今回初めて26議席を獲得し、従来の政権与党である社会党と２議席差に迫った。初の国会進出を果たしたヨッビクの幹部たちは、ネオナチ風の制服を着て登院したいと考えている。 最近の政治学者はこうした勢力を「反ユダヤ主義」ではなく「急進的ポピュリズム」と表現したがる

[Yuletide_joy]

”フィデスのオルバン・ビクトル党首は、ハンガリーが共産主義から脱却した頃は熱心な市場経済論者だった。しかし今はナショナリズム色の濃い主張を...”cf.http://www.genpaku.org/skepticj/nazism.html http://kyoko-np.net/2010032501.html

[tamiqul-q]

駄目じゃんヨーロッパ

[nagaichi]

他山の石としたいところであるが、日本もあまり他人事ではない気がするこのごろ。

[georgew]

ユダヤ人やイスラム教徒を標的にする極右政党の躍進が各国で相次ぐ不気味 > スケープゴートを求めるのは世の常。人間社会の全然進歩してない部分。

[the_sun_also_rises]

日本にも顕れつつあるが排外主義は危険なトレンドだ。批判だけでは改善すらしない。背景に閉塞感と失業がある。当面移民政策は慎重に。更に若年層への雇用政策が重要。逆手は排外主義を一挙に吹き出させる危険がある