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桑畑三十郎、もうすぐ四十郎だがな:『ゴールデンカムイ』第6巻をめぐる親子の対話 | 群衆の居場所
子どもがマンガ『ゴールデンカムイ』にはまっていて、夏休みになったのでコミックスを3冊ずつ貸してもら... 子どもがマンガ『ゴールデンカムイ』にはまっていて、夏休みになったのでコミックスを3冊ずつ貸してもらって読んでいる。面白く進んだが第6巻の後半で引っかかった。ある挿話の筋立てが黒澤明『用心棒』(1961年、東宝)とほとんど同じなのだ。子どもに聞いてみると、「『用心棒』、見たことないから分からん」。そりゃそうだ、というわけで、一緒にBSプレミアムで録画したのを見てみた。再び聞いてみると、「構図とか参考にしたと思うし、作者が好きなのだろうと思うけど、お父さんが言うほど似てないよ」だって。さらに「映画、面白いけど、テンポ遅すぎ」。おやおや、さすが今どきの子ども。黒澤映画のスピードも過去のものだ。 省みれば盗作とか剽窃とか、職業柄こだわりすぎなのかもしれない。昔はじめて論文を発表したとき、親しい先輩から「前田愛(アイドル歌手じゃなくて国文学者」のパクリだな」と言われて傷ついたトラウマかもしれない。そ
2020/03/25 リンク