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河村清一の『千二百円で出来る書籍雑誌店開業案内』 - 出版・読書メモランダム
前々回の「倉本長治と田中治男『踏んでもけっても』」で書名を挙げた、河村の『千二百円で出来る書籍雑... 前々回の「倉本長治と田中治男『踏んでもけっても』」で書名を挙げた、河村の『千二百円で出来る書籍雑誌店開業案内』は、柴野京子の『書棚と平台』の「購書空間の変容」の章で参照され、そこで示された書店のレイアウト平面図が転載されている。彼女はこの本に関して、自分の「購書空間」論のための都合のいい部分しか言及しておらず、肝心なことにふれていないので、せっかくの機会だから、ここで記しておこう。 『千二百円で出来る書籍雑誌店開業案内』は昭和十一年に誠光堂から刊行されている。奥付裏の広告を見ると、「『商店界』主筆倉本長治先生責任推奨 小資本開業案内叢書」とあり、同書に加えて、菓子パン店、喫茶店、売薬化粧品店、婦人子供服店の本が並んでいる。だから商業界ゼミを主宰した倉本が、戦前からの年季の入った商店イデオローグだったことがわかる。 この誠光堂だが、社名からして、後の誠文堂新光社の小川菊松関係先と推定でき、彼
2009/11/10 リンク