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第2幕『山中遇鬼』その5: プレイレポートbyたきのはら
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第2幕『山中遇鬼』その5: プレイレポートbyたきのはら
☆ 離れの一室。 一同、わずかに開けた障子に手をかけ、膝元にそれぞれの得物をおいたまま、出ていった芙... ☆ 離れの一室。 一同、わずかに開けた障子に手をかけ、膝元にそれぞれの得物をおいたまま、出ていった芙蓉が戻ってくるのをじりじりと待っている。と、突然母屋の方から凄まじい悲鳴が響いた。人の喉の出せる声ではない。 「行くぞ!」 手元の得物をひっつかむとそのまま走り出す。母屋のほうを見れば、床下から走り出す白狐、そしてその後を追って走り出してくる骨の化け物が五つ、六つ。小滝はそのまま庭に飛び降りる。 「待てい! ぬしらの相手はわしが致す!」 狐が飛び出してきたのは、母屋のおそらく仏間のあたりから。鬼龍と吉野は襖を叩きつけるように開けながら、そのまま廊下を走る。 三枚目の襖を引き開けた刹那、吉野の目に映ったは地獄絵図。山台に人の首がいくつもいくつも盛られ、それぞれに恨みと苦悶の呻きをあげながら蠢いている。それが化け物の背中に生えた無数の瘤なのだと思い至ったときには、既にもう右手の赤鼻丸が瘤のひとつ