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第2幕『山中遇鬼』その2: プレイレポートbyたきのはら
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第2幕『山中遇鬼』その2: プレイレポートbyたきのはら
一方、鈴鹿山中。 二人の男が連れ立って歩いて行く。 一人は巌が生命を得たかと思われるような偉丈夫、... 一方、鈴鹿山中。 二人の男が連れ立って歩いて行く。 一人は巌が生命を得たかと思われるような偉丈夫、いま一人はどこか山育ちの獣さえ思わせるような、きびきびとした身ごなしの若者である。そして若者の腰には二本の短刀に加えて、ほころびかけた蕾をつけた桜の若枝。 鬼龍と吉野に遅れること十間ほど、間を詰めもせず開けもせずついて行くのは相変わらず若武者に身をやつした妖夢である。これは曙桜の初枝のもたらす春の気に感応してその地の桜が開こうとするときに、それぞれの地の初枝を集めて歩こうとするものだったが、何故か先を行く二人の男に並んで歩こうとは決してしないのだ。 三人が行くのは山中の道とも言えぬ踏み分けである。その傍らで小さく枝が鳴る。踏み分けでさえない場所を、時には二人の男に近づき、時には後ろを行く妖夢を気遣うようにしながら、小さな白狐も旅に同行している。 「おい、娘はまだついてくるのか」 「離れようとも