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第3幕『勿忘奏楽』その2: プレイレポートbyたきのはら
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第3幕『勿忘奏楽』その2: プレイレポートbyたきのはら
もうここまでくれば犬も追ってこないかとようやく女たちが足を止めたところで、もし、と涼やかな声。振... もうここまでくれば犬も追ってこないかとようやく女たちが足を止めたところで、もし、と涼やかな声。振り向けば 「あれまあ、験者(げんじゃ)さま」 「こんなところに、なんてきれいな」 若い方の女がそういって、微かに頬を赤らめた。 声をかけたのはもちろん小滝である。普段より少し声を低く落とし、そうするとすっかり凛々しい美少年の修験者の体(てい)である。ああ、験者さまがいらっしゃるというのにわたしどもときたら生臭ものを持って、と、女達が慌しげに道の端に避けかけるのを 「ああこれ、わしはまだこれより勧行(かんぎょう)に向かおうという身、生臭ものを口にすることはならぬが、わざわざと遠ざけるには及ばぬ」 それよりも随分と急いでいたようだが、何かあったのか。 犬が出たのですよ、と若い方の女が言った。 「なに、犬が」 「はい、最近の犬は性悪で人を喰ったりいたします」 「なんと」 これ、めったなことを言うものじ