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鷲見ヶ原うぐいすの論証/久住四季: ラノベ365日
天才数学者、霧生賽馬は魔術師である―その真否を問い質してほしいという依頼を受け。うぐいすと譲は霧生... 天才数学者、霧生賽馬は魔術師である―その真否を問い質してほしいという依頼を受け。うぐいすと譲は霧生博士が待つ麒麟館へ。だが翌日、霧生は首なしの死体となっていた。限られた容疑者は全員が無実という奇妙な状況に陥り!? 命題:魔術は科学なりや? 試験で満点しかとったことがない成績トップの天才少女と万年最下位の少年がおくる科学ミステリィ。 読み手の好みよっては、理屈っぽいキャラと文章センスが長所にも短所にもなりそう。 うぐいすによる『魔術とは科学である』という前置きが、ちょっとばかり回りくどくて集中力を散らされましたが、天才数学者の住むという麒麟館へやってきてからは、変人揃いの登場人物や俗世と隔絶された館といったミステリ独特な雰囲気に惹き込まれました。 うぐいすや譲たちを招待した霧生が死体となって見つかり、さらに館の出入りを封じられたクローズドサークルとなった状況下で犯人探しが展開していくのですが