沖縄基地政策 外交・安保の惰性見直せ - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

社説 沖縄基地政策 外交・安保の惰性見直せ2011年4月22日 Tweet 東日本大震災の影響で延期された外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会（２プラス２）の早期開催に向け、注目される動きと懸念すべき動きがある。 外務省の樽井澄夫沖縄担当大使が日米地位協定について「完全とは言えない部分もあるし、見直すべき部分もある」と、改定に理解を示す異例の発言を行った。 沖縄市での交通死亡事故で米軍軍属が「公務中」を理由に不起訴になった件で要請に訪れた議員らに答えた。沖縄側の改定要求を拒絶し「運用改善」を貫いてきた外務省の変化の兆しか。注視したい。 一方、北沢俊美防衛相が来月７日に来県し、仲井真弘多知事と会談。昨年５月に日米両政府が共同声明で「次回の２プラス２までに（普天間代替施設の工法や移設位置の検証・確認を）完了させる」と約束したことを踏まえ、２０１４年の移設期限に向け政府案の概要