県産グルクン危機 アギヤー漁、後継者不足 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

社会 県産グルクン危機 アギヤー漁、後継者不足2012年2月7日 Tweet 後継者不足でグルクンの追い込み漁が途絶える懸念が強まっている「アギヤー漁」＝２０１１年７月、伊良部島沖合 後継者不足が叫ばれている伊良部島の伝統漁アギヤーで、漁師の減少傾向に歯止めがかからず、同漁法が途絶える懸念がさらに強まっている。アギヤー漁はグルクン（和名タカサゴ）を大型袋網に追い込む伝統漁で県内では現在、同島の１組１４人だけで行われている。昨年末に２人が引退し、今年から来年にかけてさらに１〜２人が引退する見通し。同アギヤーで県内産のグルクン漁獲漁の約５割を占めているだけに関係者からは不安の声が上がっている。 県の統計によると、２０１１年の県内のグルクンの水揚げ量は７５・１トンで、うちアギヤー漁の水揚げは約半数の３７・５トン。グルクンの水揚げ高は、ピーク時の１９８１年には県全体で１２４４トンだったが、大き

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（琉球新報）県産グルクン危機　アギヤー漁、後継者不足　民俗学を教えている川島秀一非常勤講師は「昔は漁労集団が漁村自体を支えていた。解体し始めているということは、漁村自体も危機である…