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8月30日:新しいRAS阻害戦略(8月24日号Nature掲載論文) | AASJホームページ
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8月30日:新しいRAS阻害戦略(8月24日号Nature掲載論文) | AASJホームページ
このホームページで何度も強調してきたが、RAS突然変異を阻害できると30%近くのガンの進行を一時的に... このホームページで何度も強調してきたが、RAS突然変異を阻害できると30%近くのガンの進行を一時的にでも止めることができる。ただ、RASは直接的阻害剤を設計しにくい構造になっていて、利用できる阻害剤は現在もできていない。代わりに、RASの下流で活性化する分子を標的にした阻害剤が開発されてきた。この中で最も成功したのが京都府立医大の酒井さんとJT医薬総合研究所が開発し、GSKに導出したトラメチニブだろう。しかし、トラメチニブ阻害はフィードバックを介して上流でのRAS-RAFの活性を高め、さらにKSRと呼ばれる分子を介するバイパスを活性化してシグナルを伝えるため、RAFの突然変異を持つメラノーマには効いても、RASの突然変異を持つガンには効果がなかった。 今日紹介するマウントサイナイ医科大学からの論文は、このバイパスでRAFとMEKの活性を制御するKSRを標的とした科学化合物の開発についての話