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過去に遡る情報窃取を阻止、TLS 1.3が重視する「前方秘匿性」とは何か
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過去に遡る情報窃取を阻止、TLS 1.3が重視する「前方秘匿性」とは何か
出典:日経NETWORK、2022年11月号 pp.30-31 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合が... 出典:日経NETWORK、2022年11月号 pp.30-31 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) TLS(Transport Layer Security)1.3では、使用できる暗号アルゴリズムが大きく制限された。例えば鍵交換には、前方秘匿性のあるDHE(Diffie-Hellman key Exchange)とECDHE(Elliptic Curve Diffie-Hellman key Exchange)以外の暗号アルゴリズムは使えないようにした。過去に遡っての情報窃取を防ぐためだ。 言い方を変えれば、前方秘匿性のない暗号アルゴリズムでは秘密鍵が漏洩すると、過去に収集されていた暗号文がすべて復号される恐れがある。 前方秘匿性のない暗号アルゴリズムを使っているメールサービスを例に説明しよう。 メールサービスの利用者はメールを送信するに当たり、まずプロバイ