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『牛車で行こう!: 平安貴族と乗り物文化』(吉川弘文館) - 著者:京樂 真帆子 - 橋本 麻里による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
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『牛車で行こう!: 平安貴族と乗り物文化』(吉川弘文館) - 著者:京樂 真帆子 - 橋本 麻里による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
著者:京樂 真帆子出版社:吉川弘文館装丁:単行本(164ページ)発売日:2017-07-06 ISBN-10:464208318... 著者:京樂 真帆子出版社:吉川弘文館装丁:単行本(164ページ)発売日:2017-07-06 ISBN-10:4642083189 ISBN-13:978-4642083188 平安貴族のリアリティー実感牛車(ぎっしゃ)の車種とそれにふさわしい身分・階層。牛車のスピード。他人と同乗する際のルール。現代生活に限りなく不要な平安貴族のための実用情報のオンパレードだというのに、本書を読んでいる間中、私は日頃の読書体験とはまったく別種の興奮を覚えていた。 漠然と理解していたことのディティールが、掌(たなごころ)を指すがごとく明らかになっていく感覚は、都で書かれた物語やエッセーを山ほど取り寄せ、想像を逞しくしてはいるけれど、貴族の生活も檳榔毛(びろうげ)の車も実見したことがない、地方在庁官人の夢見がちな娘に、都市文化の映像資料が与えられ、「これが!『源氏物語』のあの場面の!」と興奮しているかのようだ