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『本心』(文藝春秋) - 著者:平野 啓一郎 - 小川 公代による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
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『本心』(文藝春秋) - 著者:平野 啓一郎 - 小川 公代による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
著者:平野 啓一郎出版社:文藝春秋装丁:単行本(449ページ)発売日:2021-05-26 ISBN-10:4163913734 ... 著者:平野 啓一郎出版社:文藝春秋装丁:単行本(449ページ)発売日:2021-05-26 ISBN-10:4163913734 ISBN-13:978-4163913735 『本心』は“恋愛小説”として読めるか?恋愛小説を「恋」と「愛」との二つに分けて考えた場合、古典文学に描かれてきたのは、圧倒的に「恋」の方が多い。平野啓一郎自身、互いが惹かれ合う男女の「恋」の顛末の方が「展開を辿りやすい」と認めている。具体的には、日常的に継続している関係が中心となる「愛」を描こうとすると、「ストーリーに起伏をつけることは難しく、情熱的な場面も描きにくい」という。[1] 平野の初期作品『一月物語』は、数多の西欧近代小説に描かれてきた完結型の「個人」を体現する主人公が激しい「「恋愛(ラッヴ)」をする自分」に救いを求め、情熱をかけようとする物語である(同、一二九頁)。『マチネの終わりに』でもやはり男女が互い