『雨の森の中 ガード下で君と会った』

黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。） 雨が降っています それでもごらんなさい 森の中の碧さ （雨を想って書いた詩のようなもの。） 降りしきる雨の中 どこにも行くところがなかったんだ いったいなんだってまだ生きているんだろう そう思って暗いガード下の壁にへたりこんだ 通り過ぎる電車の音は僕をガリガリと削り取る 死んだら楽になれるかな あたりまえにそう思った 降りしきる雨のなか 誰も僕を助けられない 茫漠とした未来に茫然として もう家族の顔さえ忘れたよ だから 家は捨てた 「ねえ、どうしたの。」 ふいに君に声をかけられたんだ 捨て猫のように僕は顔を上げて 君の手をとってからずいぶん時間が過ぎた 「ねえ、帰りがけにサラダ