『少年Ａ 雑感』

少年Ａの事件について、常識的な経過、内容は警察の調書を見てば分かるはずです。それなのになぜ家族がそれぞれに本を出さなくてはならなかったのでしょうか？きっとこの事件が特異であり、出版社がその真実を明らかにするという名目で、家族に勧めたのでは無いかと思います。そこには出版社の思惑があるはずです。 家族から言うなら、少年Ａを含めて死ぬまで生きていかなければなりません。この事件を背負っていては、生きにくいはずです。社会からこの事件を忘れてもらった方が、家族としてはありがたいはずです。 それなのになぜ本を書いたのか、うまく出版社の思惑の載せられて、つまり被害者への損害賠償を支払うための、選択をしたのではまいかと思われます。もしそうだとしたなら、確かに金銭的に助かったかもしれませんが、少年Ａやその両親は絶えず自分を責め続け、周囲から責められていると思いながら、生きていかなければなりません。生きている意