『田端－田町間での運転士の心理』

元山手線運転士で、現在は参議院議員の たしろかおる です。 私や鉄道マンの仲間たちの経験やエピソードを書くシリーズ「鉄道マン たしろかおる のナイショ話」。 今回は、並走区間における運転士の心理について書きます。 私が運転していた山手線は多くの区間で他の路線と並走しています。特に田端―田町間では方向別複々線区間となり、京浜東北線が各駅停車の時間帯は停車駅も全く同じです。田端駅または田町駅で、隣に京浜東北線が停車しているのを見ると、山手線運転士時代の私は、どうしても意識してしまいました。 競争意識とまではいきませんが、どちらの運転士の腕がいいのか、試したくなるのです。運転士が駅に電車を停車させる時のブレーキ扱いの基本は「二段制動、三段緩め」です。（詳しくは2015年11月30日にこのブログに掲載した「運転士の腕の見せ所 その１」をご覧ください） 「二段制動、三段緩め」のブレーキ扱いについては

[totttte]

＞聞くところによるとこの時期に、京浜東北線の103系に１編成だけＭＴ比「８Ｍ２Ｔ」（通常は「６Ｍ４Ｔ」）の編成が登場。205系よりも加速が良いと話題になったそうです