『『ALWAYS 三丁目の夕日'64 ３Ｄ』@MOVIX橋本』

むしるの映画日記(映画を年間300本見るぞブログ) 一年間に劇場で300本の映画を観る事を目標にしています。 山崎貴 『ALWAYS 三丁目の夕日'64 ３Ｄ』 東京タワーと東京オリンピックが日本の高度経済成長の象徴として登場する『ALWAYS 三丁目の夕日'64』は、上昇志向に対する反省がドラマの原動力として機能している。 物語の舞台となる夕日町三丁目は東京タワーの足元に広がる下町として設定されており、そこに住む人々は日常的に東京タワーを見上げている。 更に'64年の東京オリンピックの開会式では、ジェット機により東京上空に五輪が描かれ、それをテレビの生中継を見ていた人々は外に出て、その五輪を直に見上げる。 映画において「見上げる」という行為は、経済発展を遂げようとする日本の夢として象徴的に表現されており、その上昇志向が「見上げる」という行為に仮託されている。 それはつまり、日本人にとって