『群大の社会人向け大学院、45歳以上のシニア層に照準』

群馬大学の社会人向け大学院「サテライト高崎」は2007年度から、45歳以上のシニア層に照準を合わせる。株式や債券、投資信託などの資産運用と、社会貢献を目的とした事業企画や組織運営を講義の柱とする。野村証券の協力を得て、団塊世代の退職後の人生設計や自己実現に関する教育ニーズの高まりに対応する。 サテライト高崎は2002年、群大大学院社会情報学研究科がＪＲ高崎駅に近い野村証券高崎支店内に開設した。勤め帰りの社会人や大学院生を対象に、企業分析や事業戦略策定など経営色が強い授業を展開している。ここ数年は志願者数の減少が続いており、群大は一定の使命を終えたと判断。教育内容変更を検討していた。 講義は前期（4―7月）、後期（10―2月）にそれぞれ15回開講する。前期は「マネープランナー養成講座」。金融商品や不動産、公的年金まで投資や貯蓄の仕組みを幅広く学び、節税や相続税対策を含む資産運用に役立てる。

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サテライト高崎。シニア向け大学院