『第21話 慈禧之濫賞（担当いしはら）』

野記読書会のブログ清朝末期に官僚を務めた人物が民国期になって、清朝時代に見聞した事を書いた『清代野記』の現代語訳。 毎週日曜日に4話づつ更新予定。 底本は張祖翼(坐観老人)撰『清代野記』(北京:中華書局，近代史料筆記叢刊，2007年)を使用。中華書局本の底本は1914年野乗捜輯社鉛印本。 慈禧之濫賞 （慈禧が濫りに褒美を与えた事） 清代の習いでは、上書房[1] ・南書房[2] と内務府[3] のような内廷[4] で仕えている者以外は内朝外朝の家臣はみな二品官にならなければ「福」という字を賜ることができず、50歳以上でなければ「寿」という字を賜ることができなかった。儀征[5] の阮文達[6] が退官して故郷に帰った後にその居宅を「福寿庭」と名づけたのは富貴な人生を送ったという意味であった。 ただ、西太后慈禧の場合は違っていた。慈禧は観劇が好きで、南苑[7] の役者が歌が下手なのを嫌い、広く外

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清代野記21話～24話。22話の西太后のド変態ぶり。察するに西太后はあけっぴろげな田舎モンみたいな趣味があったんじゃないだろうか…？23話の嫁を奪われた男の『終身無希望者』って言われよう！酷い、酷過ぎる！