伊藤計劃の本の書き方を知って

虐殺器官、ハーモニーを読んだ。 ハーモニーのあとがきの解説の中で伊藤計劃の言葉として、「世界観をつくってからそれらにあうようなキャラクターをつくる」というようなことが書かれていて、納得した。 いわゆる設定厨なんだね彼は。 設定ありきですべてが考えられている。SF小説らしいっちゃらしいのかもだけど。 だから、キャラクターの掘り下げがほとんどなかったり、うんちく垂れ流しだったり、設定垂れ流しだったり、物語性に欠けているように感じたりする。 だから、キャラクターとかストーリー性を求めて伊藤計劃を読む一部の人間には面白さが伝わらない。 SFとしてはすごいのかもしれないけど、息の通うキャラクターがいて彼らと物語が動いて～といったようなものを求める人間には伊藤計劃は合わないんだろう。 設定や背景、テーマという部分の密度が高ければSFが好きな人間にはそれで十分。だから高評価にもなる。 普段普通のミステリ

[petitbang]

SFってキャラクターよりもまずアイデアありきな世界だからねえ。

[kanimaster]

あー、ちょっと苦手な作風かもしれない。（『一九八四年』や『華氏四五一度』が苦手。）

[shadow-toon]

廃墟に生活感求めてどうするよ。

[tpircs]

キャラクターは薄いかもしれないけど、ストーリーはあると思うけどなー。

[htnmiki]

うん。好きな物を読めばいい。娯楽だもの。

[lost312]

全然関係ないけど伊藤計画劃がいまフィーチャーされてんのMGSの新作と関係あるん？

[fiblio]

どの作家さんにも作品にもどうしても合う合わないって可能性はあるかもね。「世界観をつくってからそれらにあうようなキャラクターをつくる」

[yojik]

SF共通の話。

[harisenbon_fukurahagi]

伊藤計劃だけじゃなくてSFに共通する問題

[shaw]

うわ、すごく腑に落ちた。

[cherry-3d]

「人間が書けていない。」って最近聞かなくなったなあ。