昔話

俺もカルト村にいたことがある。小学３年生の春。それまではいたって普通の家庭で過ごしていた。学校から帰ると、家の前に白いバンが停まっていた。家の中に入ると、両親。それから、知らないおじさんおばさんがいた。四人はテーブルで話をしていた。おじさんの方が俺の手を引っ張り、家の外に出して車に載せた。両親も外まで出てきた。ずっと無言だった。何時間車に載せられていたかは、よくわからない。かなり長かった気がする。恐怖と緊張で、拳が開かなかった。カルト村は塀で囲まれている。中には、居住施設、作業ビル、それから運動場体育館などがある。外観は、小規模な大学のようだと思う。地理的には、山奥ではないが地方。そして村自体は市街地から離れた小高い山の中腹に位置していた。カルト村の駐車場に降ろされたとき、市街地の明かりが遠くに見えたのを覚えている。その日は、おじさんおばさんと食堂で夕飯を食べた。何を食べたかは忘れたが特段

[pseudomeme]

増田村奇譚

[nomitori]

いい増田。

[htnmiki]

ほう……

[cliphit]

ヤマギシ会かな？

[metroq]

怖ろしい村じゃのう…