第153回芥川賞受賞作 家族介護がテーマの小説 『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介 【読書感想】 - 分かちあいたいブログ

介護がテーマの小説を初めて読んだ。 第１５３回芥川賞受賞作、羽田圭介氏の『スクラップ・アンド・ビルド』 スクラップ・アンド・ビルド (文春e-book) 作者: 羽田圭介 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/08/07 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る ざっと内容をいうと、主人公の孫の健斗２８才は求職中で家にいることが多く、同居する祖父８７歳（要介護３）を次第に意識するようになっていく。リビングでは祖父が視野に入る、祖父が歩けば杖をつく音が聞こえる、祖父が繰り返す言葉は「早う死にたか」。健斗は革命戦士として自らをビルドし祖父の魂の声であるに違いない「早う死にたか」を達成させようとするが、しかし・・ ＊ 『スクラップ・アンド・ビルド』は主人公が孫というのが興味深い。孫が祖父の思いに耳に傾け、自立支援とは、尊厳死とはと考えあぐね孫が介護を実践する

[apr64]

終盤がコレまたいいの。羽田さんの他の作品も読みたくなりました。

[kobabiz]

介護がテーマの小説なのですね。

[ikurazu]

他者は代弁できない。読んでみたい本。

[r1ckey]

火花は読んだがこちらのほうが読み応えがありそうだ...筆者様はこの分野がご専門ですもんね

[kun-maa]

ノーマークだったけどおもしろそう(^^)

[masarin-m]

介護をされているかたからの視点、とても面白かったです。他者の代弁はできない。なるほどなあ。あのおじいさん、死にたがってないものね。言葉って難しいね。

[kentaroupeace]

興味深い！