免疫という仕組み : あらかるとの記事置場

光（近赤外光）によるがん治療・免疫療法の話題が出ていましたので再掲します。 この新たな研究では、がん細胞が「サプレッサーT細胞」と呼ばれる免疫細胞を自分のまわりに呼び寄せる事によって免疫系の働きを抑え込み攻撃を免れている状態を、その部位に存在しているサプレッサーT細胞に結びつく抗体と「光に反応する化学物質」の組み合わせで壊す事によって消滅させています。 この場合、がん細胞を攻撃する為の特徴を覚えた免疫細胞の一部が血流にのって全身を巡る状態が生まれる為、光を当てて攻撃した部分以外に転移している同じがん細胞も攻撃され、消滅した事がマウス実験で確認されました。 さて。まず「ホモ・サピエンス」である私やあなたの身体が、どうやって外敵から守られているかという事をおさらいしてみましょう。 まず感染症の専門家の見解から。 「感染という状態は常に起きている。ただそのほとんど全ては、私達の身体に備わっている