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上橋菜穂子『香君』を生物多様性の視点で読んでみた(3) - みどりの旅路
上橋菜穂子さんの『香君』について、 第1回では、ウマール帝国がオアレ稲の配布を通じて、飢餓に苦しむ... 上橋菜穂子さんの『香君』について、 第1回では、ウマール帝国がオアレ稲の配布を通じて、飢餓に苦しむ周辺国を属国として支配してきた、その支配構造と源泉について生物多様性の視点から紹介した。 それはまさに、品種改良の結果生み出された多収量品種よる緑の革命や遺伝子組換えによる除草剤耐性農作物品種やターミネーター遺伝子を組み込んだ不稔種子などによる現代のグローバル企業の戦略そのものだった。 bio-journey.hatenablog.com 第2回では、オアレ稲一辺倒となった耕作地にヒシャという恐ろしいバッタが繁殖して稲を食べ尽くし、飢餓が蔓延する虫害の光景から、モノカルチャー(単一耕作)の危うさを紹介した。 その例として、アイルランドのジャガイモ飢饉を映画タイタニックや風と共に去りぬとの関連とともに紹介した。 bio-journey.hatenablog.com でも、『香君』の物語での重要な
2024/04/30 リンク