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分社化とカンパニー制が企業を滅ぼす?ソニー、ウォークマンがiPodに敗北した根本要因
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分社化とカンパニー制が企業を滅ぼす?ソニー、ウォークマンがiPodに敗北した根本要因
事業の分社化が業績不振企業の常套手段になっている。 ソニーは、2月18日の中期経営方針説明会において... 事業の分社化が業績不振企業の常套手段になっている。 ソニーは、2月18日の中期経営方針説明会において、すべての事業を分社化する方針を明らかにした。2000億円を超える赤字によって存続すら危ぶまれるシャープも、5月14日の決算発表の場で、3500人規模の国内リストラと並んで事業部制からカンパニー制へ移行することを発表した。 本質は管理単位の細分化と利益責任の明確化 各社が口をそろえて説明する分社化の効果は「意思決定の迅速化」だ。しかし、これには少々違和感がある。意思決定とは腹をくくることだ。それは組織形態の問題というよりも、個々人の“本気さ度合い”の問題だ。パスばかり回して誰もシュートを打たない一頃のサッカー日本代表のような組織は、誰もが「決めるのは自分じゃない」と思っている。そういう組織は、結局のところ、迅速な意思決定などできない。