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ツタヤ図書館、CCC作成の約6千冊選書リストをたった4日で審査・決裁
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「えっ、3万5000冊? 3500冊の間違いではないですよね?」 ある出版関係者が思わずそう聞き返したのは... 「えっ、3万5000冊? 3500冊の間違いではないですよね?」 ある出版関係者が思わずそう聞き返したのは、ある公共図書館がリニューアルオープンする際、新たに追加で購入した蔵書数である。 日本国内において、1年間に刊行される新刊書籍の総点数は、およそ8万点。その半数近くを片っ端から買いまくってようやく達成できる冊数といえば、いかにそれが並外れた数なのかがわかるだろう。 さらに、その購入リストを見てみると、中古はもちろん、新刊で購入する書籍でも、なぜか刊行年の古いものが目立つ。最新刊だけでなく、わざわざ古い本を大量に購入するのは、いったいなんのためなのだろうか。 舞台は、宮城県にある多賀城市立図書館。レンタル大手TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が、2013年の佐賀県武雄市図書館、15年の神奈川県海老名市立図書館に続き、公共施設の空間プロデュースから運営まで