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講演・上野の博物館・美術館建築について(藤森照信) - 見もの・読みもの日記
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○東京国立博物館 記念講演会『上野の博物館・美術館建築について』(講師・藤森照信) 「国際博物館の... ○東京国立博物館 記念講演会『上野の博物館・美術館建築について』(講師・藤森照信) 「国際博物館の日」(5/18)を記念する講演会。昨年の『東京国立博物館のはじまりの日々』(講師・木下直之)に続いて、今年も出かけてみた。木下先生の講演は、写真満載のパワーポイントが楽しかったが、藤森先生は、A4コピーの資料1枚が配られたのみ。でも、話が始まると、スリリングな展開に、たちまち時間を忘れてしまった。名人の落語を聴くみたい。 初代の国立博物館は、明治14年(1881)ジョサイア・コンドルの設計で竣工。全体が赤レンガで、赤と白のだんだら模様が特徴的な「(インドの)イスラム建築」風だったそうだ(→画像)。これは、当時のイギリス人には、中国や日本の伝統建築の知識が皆無で、近代文明を象徴するヨーロッパと、アジア文明(とりあえず分かっているのはインドまで)の「中間」といえば、イスラムしかなかったためであるら