彼女の声は - すきゃったどろわーず

いろいろなものを「繋ぐ」声だと思いました。 alan（アラン）のコンサートに初めて足を運んで来ました。 小柄で愛らしいその身体のどこから、あの声量・エネルギーがわき出てくるんだろう？ 時おり、間近で聴く歌い手の声に「打たれる」経験をしますが、この夕べもそうだった。 会場は渋谷のオーチャードホール。 クラシックに対応した、本格的なコンサートホールです。 12人編成のストリングスの音響も万全。 ストリングス、ピアノ、そしてバンド（ギター、ベース、ドラムス、キーボード）を両脇に従え、 それでも声量で負けてないって凄いことです。 彼女の故郷の歌唱法「チベットフェイク（高音のこぶし）」は圧巻。生で聴けて幸せ。 それは純白の龍のように、天を目指し駆け上り、空を舞い、地に向けて降りてくる。 蘇軾の『前赤壁賦』の中に、笛の音を表現して ”余音嫋嫋として 絶えざること糸の如し”というくだりがありますが、まさ