【 民衆レベルから湧き上がる 草の根ファシズム 】 - とどぐまさんの、社会の窓♪

『ファシズム』とは、独裁覇権主義による「政治的上意下達」だけで民衆を支配するものではありません。 民衆の生活圏から湧き上がり、場の空気を一色に染め上げてゆく、もうひとつのファシズムがあります。それが、『草の根ファシズム』です。 上から下へ触手を伸ばすファッショと、下から上へ触手を伸ばすファッショ・・・、この２つのファッショが、竜巻発生原理のように融合した時に、国家一丸的ファシズムが出来上がります。 ７２年前に戦争に突き進んでしまった日本の近代史に鑑みれば、一目瞭然、お解りいただけるものと思います。 ３．１１国難大震災から、あと２か月ほどで満２年を迎えます。被災地では、依然として生活復興も原発事故収束も目に見えて進まず、人々の心は疲弊しきっています。 また一方で、混沌混迷を極める日本社会においては、多くの人々の生活は一向に良くならず、貧困率は上昇の一途を辿り、年間に公表されている自殺者が連続

[unorthodox]

"国家権力が強制せずとも、「集団性同調圧力の空気」・「全体主義的抑圧空気」を自分たちで作り出すことによって、民衆は整然とファシズムに向かって勝手に歩き始めるものでもあるのです。"