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【大学探訪記 Vol.6】スーパーコンピュータ「京」で社会のしくみを解き明かす
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【大学探訪記 Vol.6】スーパーコンピュータ「京」で社会のしくみを解き明かす
数年前「2位じゃダメなんでしょうか?」という某議員の発言により期せずして有名になったスーパーコンピ... 数年前「2位じゃダメなんでしょうか?」という某議員の発言により期せずして有名になったスーパーコンピュータ「京」。果たして世界一のコンピュータは何に使われているのか? そんな疑問にある先生が答えてくれました。兵庫県立大学大学院、シミュレーション学研究科の藤原義久教授です。 藤原教授はスーパーコンピュータの超巨大な演算能力を用いた研究をしています。 まずはスーパーコンピュータがどれほどのスペックなのか?私がこの文章を書いているMacはプロセッサの個数が1、コア数は2です。 それに対し、京コンピュータはプロセッサが8万8千個、そして一つのプロセッサに8個のコアがありますから、コアの総数は70万以上ということになります。このコアが同時に計算を行い…と、Macと比べるな、という話ですがとにかくケタ違いの演算能力を持っています。 それほどケタ違いの演算能力を何につかうのでしょう。藤原教授はその能力を「