ダラスの空港で、職員にワイロを渡してしまったときの話。

人間の本質というものは、分かるようで分からない。 なぜなら、それらは必ずしも一定ではないし、偶然が引き当てる「本質」もあるからだ。 ＊ 2016年8月、私は熱狂的なサンバの都市・リオデジャネイロにいた。 そう、リオ五輪を観戦するためだ。 リオに到着してまず驚いたことは、いい意味での「ハリボテ感」だった。 オリンピック会場近くを探索したところ、道路のど真ん中に大きな穴を発見。 遠目からでも分かる巨大な穴の奥には、なんと、頭から突っ込んだ自動車が葬られているではないか。 これが日本ならば大惨事。 しかしリオでは、このようなアクシデントは日常茶飯事なのだろう。道行く人々は巨大な落とし穴をチラ見しながら、さほど興味もなさそうに通り過ぎて行くのだ。 落とし穴に近づいてみると、見えていた自動車のさらに奥に、別の車のケツが見えた。 （･･･玉突き事故みたいに、落とし穴にハマったんだな） 車の持ち主と思わ

[piesikot]

いくら積んだなだろうと思ったら……。とても面白い話だった。

[ONOYUGO]

主張がなく、エッセイで終わるのはこのメディアでは珍しいね。

[koogawa]

短い映画を観たような気持ちになった。たまにはこういうのも良い