エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
「かっこうの親 もずの子ども」書評 生命の輝き包む 子育ての日々|好書好日
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
「かっこうの親 もずの子ども」書評 生命の輝き包む 子育ての日々|好書好日
かっこうの親 もずの子ども [著]椰月美智子 語り手の統子は、夫でない男性の精子で授精するAID(非... かっこうの親 もずの子ども [著]椰月美智子 語り手の統子は、夫でない男性の精子で授精するAID(非配偶者間人工授精)で子を授かった。夫は無精子症で合意の上だったが、気持ちのすれ違いから離婚、ひとり親で4歳の息子を育てている。と書くと複雑な背景を持つ母子物語と響くかもしれないが、むしろ子育ての細部を掬(すく)い上げることで、すっと背筋の伸びた作品に仕上がっている。 「子どもを持った瞬間から、世の中は怖いものだらけになってしまった」と統子は独白する。まさにそれ! と子育てを「第一責任者」として経験した者なら膝(ひざ)を打つだろう。子のために強くもなり、同時に追い詰められもする。おさなごのいる日々は、様々な価値観に翻弄(ほんろう)されつつ、待ったなしの要求に、心身を引き裂かれることの連続だ。 ある理由から統子が息子と訪れる五島列島の景観、心象風景が心に残る。際限ないようで限りある黄金の日々を通