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伊集院静「星月夜」書評 人間の心の奥にひそむ闇を照射|好書好日
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伊集院静「星月夜」書評 人間の心の奥にひそむ闇を照射|好書好日
星月夜 [著]伊集院静 本作品は、著者初のミステリーとして、小説雑誌〈オール読物〉に昨2011年の1... 星月夜 [著]伊集院静 本作品は、著者初のミステリーとして、小説雑誌〈オール読物〉に昨2011年の1月号から9月号まで連載された。ただし、4月号が休載になっているのは、仙台在住の著者が大震災に遭遇したため、と思われる。そのおりの体験や、近年培われた著者の絵画への関心が、ここに色濃く反映されている。 本書は、一応、警察小説の体裁をとるものの、並のミステリーでは終わらない。 東京・浅草の浅草寺境内にある派出所に設けられた、行方不明者相談所に1人の老人が現れて、物語の幕があく。上京したまま消息を絶った孫娘を捜してもらいたい、というのである。 一方、島根県出雲市に住む人妻の滝坂由紀子は妊娠した体をいたわりつつ、行方をくらました鍛冶(かじ)職人の祖父の消息を求めて奥出雲の三刀屋へ向かう。さらに話は転じて、ある人物の若かりし日のエピソードが、間奏曲のように一つの伏線として挿入される。 こうした、一見な