エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
「べてるの家の本」 汲めども尽きぬ泉のよう 医学書院・白石正明さん |好書好日
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
「べてるの家の本」 汲めども尽きぬ泉のよう 医学書院・白石正明さん |好書好日
今から20年ほど前、精神科の雑誌をつくるように会社から言われた。情報収集をしていると、「北海道に... 今から20年ほど前、精神科の雑誌をつくるように会社から言われた。情報収集をしていると、「北海道にえらく儲(もう)けている精神科の作業所がある」といううわさが耳に入ってきた。それが浦河(うらかわ)べてるの家だった。 幻覚や妄想を皆の前で発表するのが売り物の「べてるまつり」には、毎年多くの観光客が北海道の過疎の町に集まるらしい。 そんなキワモノ感に惹(ひ)かれて浦河に行ってみたら、ひどく動揺させられた。簡単に言えば、そんなはずじゃなかったのに、感動してしまったのである。 『べてるの家の本』は、そのメンバーたちの暮らしが記された最初の本だ。自衛隊の制服を着て道路を匍匐(ほふく)前進したり、家の中で斧(おの)を振り回したり、大変な騒ぎである。そのなかに、ソーシャルワーカー向谷地生良(むかいやちいくよし)さんのこんな趣旨の言葉があった。「彼らはいつも『自立』と『社会復帰』という十字架を背負わされてい