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「小津安二郎」 画面に潜む山中貞雄の霊の気配 朝日新聞書評から|好書好日
「小津安二郎」 [著]平山周吉 評者は著者の評論を『戦争画リターンズ』(2015年)で知った。画家... 「小津安二郎」 [著]平山周吉 評者は著者の評論を『戦争画リターンズ』(2015年)で知った。画家、藤田嗣治が戦中に描いた戦争画「アッツ島玉砕」を、兵士たちが肉弾となって連なる僅(わず)かな隙間から覗く北限の島の花を手掛かりにていねいに読み解いた。そのとき藤田の戦争画はもう単なる「戦争画」ではなくなっていた。 戦争や従軍体験と小津安二郎の映画を結ぶ論点はしばしば見かける。だが、著者の目線は先の藤田の読み解きにも通じ、誰もが見逃しがちな細部へと向く。しかもこの細部は「映画の中に偶然を導入することを拒んだ小津」なら「意図に沿って画面に現(あら)われたと思うしかない」。ひとたびそのような見方を導入すると、小津の映画の見え方は根底から一新されてしまう。 たとえば代表作「東京物語」での尾道の家に咲く鶏頭(けいとう)。シナリオにないこの鶏頭を、著者は小津に先んじて中国大陸に出征し戻らなかった若く才気溢
2023/07/09 リンク