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『デジタル書物学事始め―グーテンベルク聖書とその周辺』 安形麻理 (勉誠出版) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
→紀伊國屋書店で購入 グーテンベルク聖書を例にして書誌学の歴史と未来を展望した本である。書誌学とい... →紀伊國屋書店で購入 グーテンベルク聖書を例にして書誌学の歴史と未来を展望した本である。書誌学というと図書館のデータベースや文献リストを思いうかべる人が多いと思うが、本書によるとそれは体系書誌学とか列挙書誌学と呼ばれる分野で、それとは別に分析書誌学という分野がある。 分析書誌学は物理的な「モノ」としての本を研究する学問で、紙や活字、印刷面、構成といった物理的証拠から本の成り立ちや伝承経路をさぐる。グーテンベルク聖書はもっとも進んだ技術で調査されてきたから、分析書誌学の現在を紹介するにはうってつけの題材といえよう。学問的なレビューなので読み物を期待する人には向かないかもしれないが、コンピュータによる典籍研究に関心のある人には参考になる本だと思う。 第1章「活版印刷術の誕生」はグーテンベルクの生涯と活版印刷の簡単な解説で、今回紹介したような本を読んだことのある人なら飛ばしてかまわないだろう。
2011/04/23 リンク