エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
『検閲と文学――1920年代の攻防』紅野謙介(河出書房新社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
『検閲と文学――1920年代の攻防』紅野謙介(河出書房新社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
→紀伊國屋書店で購入 「政治と文学」を論じ直すために(評者・成田龍一) 検閲とは、表現の自由の根本に... →紀伊國屋書店で購入 「政治と文学」を論じ直すために(評者・成田龍一) 検閲とは、表現の自由の根本にかかわる問題である。思想史研究の鹿野政直は、『近代日本思想案内』(岩波書店、1999年)で、近代日本の思想の歴史的展開をたどるとともに、それを抑圧した法制に言及し一章を割いている。鹿野は、近代日本における思想表現がいかなる対抗関係のもとで実践されていったかという問題意識をもつが、紅野も同様に本書の副題を「1920年代の攻防」とし、表現をめぐる統制と抵抗を描き出そうとする。 近代日本の検閲の考察は、現象的な(ということは、傷を負った作品を主とする)言及が大勢を占めるとともに、いくつかの時期を焦点としている。近代の検閲の開始である「明治期」は発禁年表を含む詳細な考察があり、猖獗を極めた「昭和期」、さらに敗戦後「占領期」の(占領軍による)検閲にも関心が寄せられている。 このとき、紅野が着目する19