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仏教が悪世を斬る!
自殺の根底には、一般人の間における科学至上主義と、それに伴う後生(死後)の否定があるように思う。 ... 自殺の根底には、一般人の間における科学至上主義と、それに伴う後生(死後)の否定があるように思う。 「死んだ後なんてない。死後の話なんて非科学的だ」と、科学をタテにして、死後を否定する。 そもそも「死後の話が非科学的」というのは、死後の否定には全くつながらないのだが、多くの一般人はそれにすら気づいていないのであろう。 ともあれ、死後を否定してしまえば、(すなわち死んだら無になるのだと仮定すれば)、自殺を止める理由は無くなる。 なぜならば、死んで無になるのならば、もはや楽しいとか苦しいとか感じる必要も無いのだから。 苦しい人生を無理して生きようとする方こそ愚かである、とさえ言えよう。 これは科学の本来の役割からすれば、逸脱したものなのだが、科学について無知な人々は、その適用範囲を拡大解釈してしまうから、このような結果になるのである。 しかるに、科学の本来の役割から言っても、自殺を止めることので